WAY DOWN/ウェイ・ダウン
「ワークス・オブ・エルヴィス」にはこのように紹介されています。
ピリー・クラッシュ・クラドックの74年のカントリー・ナンバー・ワン・ソング。<Rub It In>作者としても知られるレイン・マータイン・ジュニアは自らも76年に<Summer time Lovin'> のヒットを発表している。そんな彼がエルヴイスのために作詞・作曲したナンバー。
エルヴィス生前のラスト・シンクルとしても77年7 月にリリースされHOT100で18位、カントリー・チャート1 位、イージーリスニング・チャートで14位を記録。9 月12 日にミリオン・セラーとなった。
ずっと奥の音楽が聞こえる場所
ずっと奥、まるで津波のように
ずっと奥の炎が燃える場所
ずっと奥(ずっと奥深くて)
Oooh、頭がクラクラするんだ。
君に呪文をかけられて
100本もの魔法の指が
回転木馬のように回っている。
もう一度、力いっぱい抱きしめて
たまらなく君が欲しいんだ
もっと奥の気持ちのいいところ
ずっと奥、それはおれが望んでいた場所
ずっと奥、それは絶対に無理な場所
ずっと奥(ずっと、ずっと奥深く)
ずっと奥、まるで津波のように
ずっと奥の炎が燃える場所
ずっと奥(ずっと奥深くて)
Oooh、頭がクラクラするんだ。
君に呪文をかけられて
100本もの魔法の指が
回転木馬のように回っている。
もう一度、力いっぱい抱きしめて
たまらなく君が欲しいんだ
もっと奥の気持ちのいいところ
ずっと奥、それはおれが望んでいた場所
ずっと奥、それは絶対に無理な場所
ずっと奥(ずっと、ずっと奥深く)
『ムーディ・ブルー』B-!に収録され後にシングルリリースされた快作。アルバム『ロックンロール』にも収録されたノリの良い曲。
思えば遠くに来たもんだ。という気がする。
いい言葉には妖精が住むという。いい歌にも妖精が住む。と言ってもいいだろう。
エルヴィスは妖精が住んでいると感じたら、記憶していった。その積み重ねがたどり着いたアルバムが『ムーディ・ブルー』だ。
相変わらず快調に飛ばしながら、なにか変なアルバムというのは、ユーモアが消えているような気がするからか。
エルヴィスの魅力は天使と悪魔が宿っている点にあったが、このアルバムにはそれが乏しく歌のうまい人という印象が強い。すべてか無か。の選択を迫っているようだ。
コロラドでカントリー・シンガーをめざす友人ふたりとカラオケルームに入ったときのこと、「エルヴィスはカントリーも歌う」と言ったらふたりから即座に否定された。「エルヴィスはロックンローラーで、カントリーシンガーではない」
いくらカントリーを歌おうが、そういうことだ。